第127章デイジーは来ましたか?

「もう、ジェームズ。私をだまそうとして言い訳をでっち上げる必要なんてないわ。私はシャーロットのこと、あなたよりよく知っているもの。あの子のせいでデイジーとの婚約を破棄しようとしているの?」

ノーラはジェームズの言葉を一つも信じず、鋭く問い詰めた。

ジェームズが口を開きかけたとき、ノーラは手を上げてそれを制した。

「もういい。これ以上何も言わなくていいわ。顔を見ればわかる。でも、ひとつだけはっきりさせておく、ジェームズ――あんな女をうちの家に嫁がせるつもりは、絶対にない」

ジェームズは眉をひそめ、訳がわからないという顔をした。

「母さん、シャーロットのことなんて何も知らないだろ。どうし...

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